開け、金ゴマでミライ。(3/3)

金ゴマの魅力
市の特産品の一つである「金ゴマ」。西脇市産の金ゴマは「日本のへそゴマ」と呼ばれ、「金播磨」として商標登録しています。色も風味も良いことから、市内外から高い評価を受けています。
金ゴマを扱う方にお話を伺い、その魅力に迫ります。
金ゴマの特長は?
ゴマの99.9%が輸入品であり、国産品は200トン足らず。国産の金ゴマは希少価値が高いものです。西脇市産の金ゴマは無農薬。有機質肥料が使われていることも特長の一つです。栄養価が高く、機能性食品に位置付けられています。
栽培のポイントは?
金ゴマ栽培は機械化が難しい一方で、機械を持っていなくても取り組めるという利点があります。収穫後にゴマを乾燥させる施設が必要ですが、他の作物と比べて栽培しやすいと思います。「日照りゴマに不作なし」という言葉どおり、気温が高くて乾燥している状態が、良質なゴマを作るポイントです。

左:兵庫県北播磨県民局 局加西農業改良普及センター 地域課 担当課長補佐 高橋 寛之さん 右:金播磨は北はりま農産物直売所「北はりま旬菜館」などで販売中
市内の洋菓子店kajitsu(かじつ)では、5年前から地元産の金ゴマを使ったオリジナルのもなかとパウンドケーキを販売しています。
使い始めた経緯は?
「金ゴマ栽培は難しい」と聞いて、農家の皆さんの努力を形にしたいと思い、洋菓子に使い始めました。現在は「西脇多可福焼き金ごま最中(もなか)」と「ふわっと芳(かお)る西脇銘菓」として販売しています。
洋菓子に使う良さは?
金ゴマは香り豊かで、油の出方がまろやか。洋菓子にとても向いていて、使いやすいです。ぜひ皆さんに味わっていただきたいです。
生産者へメッセージを
栽培が難しく希少な金ゴマを使わせていただいていることに感謝しています。今後もお客さまに金ゴマの良さを知ってもらえるよう、お菓子作りに取り組んでいきたいです。

金ゴマ作り、始めませんか。
25人の金ゴマ生産者でつくる「日本のへそゴマ研究会」は、新たに金ゴマ栽培を始める方へ、無料で種を配布しています。栽培に関する講習会や意見交換会も定期的に開催していますので、お気軽にご相談ください。
詳しくは、みのり農業協同組合西脇営農経済センター、または市役所農林振興課へお問い合わせください。
みのり農業協同組合西脇営農経済センター
住所:西田町189-3
電話:0795-22-5955
動画サイトも開け、ゴマ。
広報紙に掲載した農福連携の取り組みを動画でもご覧いただけます。約8分の動画にまとめています。
「見る広報」でもお楽しみください。
▼動画はこちらからご覧いただけます
https://www.city.nishiwaki.lg.jp/kakukanogoannai/toshikeieibu/jised aisouseika/CityPromotion/videolibraty/CityCM/22239.html
◆問合せ 農林振興課(0795-22-3111代表)
