食品ロス“0”へのアクション
「食品ロス」とはまだ食べられるのに捨てられてしまう食品のことです。国内では年間約600万トン東京ドーム約5杯分ものロスが発生しています。
そのうちの約半分が一般家庭から排出されるものです。
だれもがムダなく買い物をしたり料理をしたりすることで、ゴミの減量はもちろん焼却するための燃料も減らすことができ二酸化炭素の排出抑制にも繋がります。
家庭で簡単にできるこの取組。
食品ロス“0”をめざして日常を見直してみませんか。
1人茶わん一杯が毎日ムダに
国内の食品ロス(年間約600万トン)は日本人1人あたりに換算すると年間約47キロ。1日あたりでは約130グラム(お茶わん一杯分)の食べ物が捨てられていることになります。またその量は世界中で飢えに苦しむ人たちへの食品援助量の約1.4倍になります。
食品ロスの3つの要因
家庭で食品ロスが生まれる要因は大きく3つあります。一つ目は野菜の食べられる部分を捨ててしまう「過剰除去」。皮を厚くむき過ぎたり、芯を捨ててしまったりすることが原因です。二つ目は料理を作りすぎたときの「食べ残し」。最後は食品を未開封のまま捨ててしまう「直接廃棄」です。これらを事前に防ぐために次のポイントをチェックしましょう。
買い物のポイント
◆出かける前に冷蔵庫の食材をチェック
◆すぐに食べるものは期限が近いものを選ぶ
◆購入は必要な分だけ
調理と保存のポイント
◆残り物から使い、食べきれる量を作る
◆残った料理はリメイクで工夫
◆加工食品はメーカーが指定する方法で保存
◆野菜は下処理して冷凍でストック